神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

芦屋市立美術博物館の行く末

指定管理者制度導入に伴い、芦屋市立美術博物館の学芸員が一斉に退職することになってしまったことについては、2月の「神戸新聞」に載ったが、その後のことが、読売新聞に出た。4月から新たに採用された2人の学芸員は他館での実務経験がある20、30歳代の女性で、今年度は八つの展覧会を開くという。「市民に親しまれる美術館」を掲げてイベントなどを積極的に開催して、前年度の約2万5000人を上回る3万人の入場者を目指すともある。同館で開催された古本市には何回か行ったが、どうなるのだろうか。

20年近く学芸員を務めたという明尾圭造氏の「館を支えてきた自負があった。運営方針などの説明は一切なく、不信感だけが募った」という言葉が重い。