神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

読売新聞読書委員としての黒岩比佐子さん

今日の読売新聞は、「読書委員が選ぶ「2010年の3冊」」。生きておられれば、黒岩比佐子さんの読書委員としての最後の仕事になるはずだった。昨年、黒岩さんが読書委員になったのを発見したときの驚きを思い出す。同年1月11日に話題にすると、早速黒岩さんからコメントが来た。

Hisako 2009/01/11 17:37
来週、書評が載るまで黙っていようかと思いましたが、さすがに、小さな文字までチェックされていますね(笑)。がんばります。

shomotsubugyo 2009/01/11 18:28
すごいっちHisakoさん(・o・;) がんばガンバo(^-^)o

神保町のオタ 2009/01/11 19:16
いやはや人生案内の回答者(5日参照)よりも適役である読書委員には気付きませんでしたね。今年の5大ニュースの一つが決まってしまった!

読書委員としての苦労について書いていただいたこともあった(昨年7月28日)。

Hisako 2009/07/28 17:26
書評本を選ぶのは、本当にむずかしいです。「一千万人の読者のために」と言われてしまうと(これは読書委員の某氏の口癖ですが)、出口王仁三郎の本など取り上げていいのか!と思いますよね(笑)。いまのところ、自分の好みで自由に選ばせてもらっていますが。読者の多くは歴史的事件をほとんど知らない、過去の人物の名前も知らない、ということを前提に、あのわずかな字数でノンフィクション本の書評をするのは至難の業です……。

黒岩さんは、執筆活動(と闘病)と並行しながら、的確にその職責を果たしていたと思う。なお、河合香織さんが、黒岩さんの遺著『パンとペン』を「2010年の3冊」のうちの1冊として選んでいた。