神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

横田順彌 『近代日本奇想小説史 明治篇』が来年1月ピラールプレスから刊行

「匿名」氏のコメント(10月20日参照)で教えていただいたのだが、ヨコジュンさんが『SFマガジン』で連載し休載中の「近代日本奇想小説史 または、失われたナンジャモンジャをもとめて」が、来年1月ピラールプレスから刊行されるようだ→http://www.pilar-edit.com/goods.html?goods=9784861940163
今年はつらいニュースがあった中で、ようやく嬉しいニュースが届いた。ヨコジュンさんへの「インタビュー」をした川村伸秀氏は、黒岩比佐子さんの元同僚でもあった人だ(2006年7月15日参照)。

Hisako 2006/07/16 11:33
『少雨荘書物随筆』もまだ手にとっていないのですが、実は、編集者の川村さんは元同じ会社にいた知り合いです。山口昌男さんの著作や『山口昌男山脈』、横田順彌さんの『古書ワンダーランド1,2』などの編集も手がけています。
明治後期の文壇では、村井弦斎の小説を「大衆受けするだけで価値がないもの」と黙殺するのが一種の“常識”で、彼の小説を話題にすることさえ、避けていたような感じです。弦斎が狷介な性格で、あまり社交的ではなかったことも原因だったのでしょうが……。

黒岩さんは、ヨコジュンさんと電話で話されたこともあるようなので、新著の刊行を喜ばれていることだろう(2006年12月27日参照)。

Hisako 2006/12/27 10:05
嘘みたいな話ですが、このブログを読んだすぐあとに電話が鳴って、出るとなんとYさんご本人が!!! お話しするのは実に2年ぶりだったのですが、病気などもあってあまりお元気ではないご様子だったので、オタさんが8年かけて「エヂソンバンド」の使用例を発見したことをお伝えしました。喜んでいらっしゃったと思いますよ。