東京日日新聞の記者だった佐藤巌の『新聞遍路』(松山房、昭和6年12月)に、松崎天民の「益友」だった*1薄井秀一が出てきた。
大正四年の夏だつた。私は別府温泉が関東方面ではまるで知られず、信州の別所温泉と間違へられる程度だつたので、別府を東京以東の人に知らせるために別府町に交渉し、東京の各新聞社社会部長連を引つぱつて行つたことがある。東日からは松内冷洋、都からは紀行文の大家遅塚麗水、萬朝の大倉桃郎、時事の千葉亀雄、東京朝日の薄井秀一、二六の山田掬南、報知の後藤喜間太、国民の大竹博吉、ジヤパンタイムスの不破瑳磨太、同東川嘉一、東京毎日の横関愛造の諸氏であつた。
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『本の雑誌』12月号の「今月の一冊」は、黒岩比佐子さんの『パンとペン』。『週刊文春』には小熊英二氏による同書の書評あり。
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街で噂の巌松堂図書の閉店セール。セットものは半額でも中々手が出ないが、単行本がどれでも300円とは・・・。『日本近代文学大事典』のセットは売れるかしら。
閉店セール 11月6日(土)〜21日(日)
長い間当店をご愛顧頂き有り難うございました。
閉店セールを実施いたします。
◆全集、シリーズ等のセットもの半額
◆単行本1冊300円均一
(参考)店主の山田一郎は、9月11日に亡くなられた。