2010-07-23 自彊術と伊東静雄 大正14年渋沢栄一が中井房五郎の自彊術を受けていたことは、1月19日に言及した。この年、ある青年も自彊術にはまっていた。伊東静雄である。『伊東静雄日記』(思潮社、2010年3月)によると、 大正14年9月11日 自彊術、安達氏の室に行き、十一時日記をつけて就床。 10月13日 自彊術をして十二時過ぎ就床。 11月11日 十一時帰寮。(略)久し振にて今夜自彊術をなす。 伊東は大正12年4月佐賀高等学校文科乙類入学。