神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

『新・日本文壇史』に索引は付くのか

品川力はある対談で『日本文壇史』の索引について、次のように語っている。

著者の人柄をよく知っている親愛感から、広告が出るとソレとばかり買ってくるものに瀬沼茂樹『明治[ママ]文壇史』があります。編集者の保立和子女史には時々会っていますが、24巻の索引は大学の図書館の人がやったときかされて、いよいよ専門家の登場、講談社も索引に本腰を入れ始めたなあと思いながら眼をやると、古屋(こや)芳雄がFの部に、素木(しらき)しづ子がMの部、坪谷善四郎が坪内善四郎なんですよ。
よほど若い人なんでしょうね、それにしても図書館人が博文館の坪谷水哉を坪内にしているなんて恐入りましたね。
保立女史の顔を見るなり「あれは本当に図書館の人なんですか」の言葉がでちゃったんです。

品川の指摘したものは、文庫化に際し訂正されている。『日本文壇史』は各巻ごとに索引が付され、文庫版では、全巻を通した総索引も刊行された。『新・日本文壇史』の方は、各巻に索引は付されず、最終巻にも索引が付される気配はなさそう。と思ったが、内容案内にないだけで、最終巻にあとがきや索引が付けられるのだろう。

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早く暖かくなって黒岩さんの体調にもよい天気になってほしいのだが、また冬に逆戻りしたような感じ。