神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

表参道の山陽堂書店

なにやら表参道の山陽堂書店がうわさなので、調査。
『昭和十年版全国書籍商総覧』によると、

山陽堂 萬納孫次郎
[住]赤坂区山北町六丁目一四
明治元年10月24日岡山県船着町生。21年上京、24年3月現地に、書籍・雑誌・文房具の販売を開始・新聞売捌業を兼営
40年12月新聞売捌業を廃止
昭和6年鉄筋コンクリート三階の店舗に改築
妻:きせ
長男:修一。青山学院出身で、昭和9年7月より鶴見市に書籍商を開業。すゑ夫人と間に四人の子女。
次男:鋼三郎。丸北広告会社に勤務。とし夫人との間に三人の子女。
三男:孫八
次女:千歳。婚嫁。
三女:とし子
四女:政子。青山女学院出身。

創業120年というのは、微妙に違うような気も。

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今週の黒岩さんの書評は、ダニエル・スタシャワー『コナン・ドイル伝』(東洋書林)。
ドイルの『ナイジェル卿の冒険』とか『白衣の騎士団』の訳書が出たときは、こんなものまで出るとはと驚いた覚えがある。
前回の『黒船前夜』も、今回の本も退院後の発行で、かつ、分厚い本である。頭が下がる。
コナン・ドイル伝

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ミネルヴァ書房の新聞広告には驚いた(もっとも、以前にも出てたようだ)。4月下旬から自伝シリーズの刊行開始。監修・速水融、日高敏隆。執筆予定者は、長尾眞、猪口孝上田閑照上田正昭富永健一鳥越信中井久夫西尾幹二、樋口恵子、古在由秀古田武彦堀井令以知、宮本憲一、森岡清美ら。何人か講義を聞いた先生がいる。
自慢話でない自伝ならいいのだが。古田氏のは楽しみだが、原田実氏のことも出てくるのだろうね。