神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

実践女子大学教授時代の島田謹二

良守峯の自伝には、島田謹二先生も出てくる。

昭和三十八年
同(九)月十四日、島田謹二氏が、実践女子大学の使いと称して来訪され、十一月から「ドイツ文学概説」の出講をたのまれる。土曜日の午前ときめる。

同(十一)月九日(略)
なお、今日の午前、実践女子大学で最初の講義をしたが、英語科長島田謹二氏が学生に対し、私の業績について三十分も詳しく紹介してくれた。こんなところにも同氏の緻密な学風があらわれているのに感心した。普通なら三十秒、いや十秒の紹介で済ますところだ。島田氏は東大定年後この女子大に移っているが、来春は東洋大学に転任して比較文学の講座をつくるらしい。

島田は、昭和36年3月東京大学を停年により退官、同年4月から実践女子大学教授。