神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

三浦関造とアメリカ神智学協会


三浦関造の上海時代についてはさっぱりわからないが、渡米時(昭和5年〜6年)の状況はだいぶ判明してきた。
『心霊と人生』8巻11号(昭和6年11月)所収の「米国で親しんだ四人の心霊家」によると、

今年の四月上旬、私は加洲サイキカル、リサーチ協会主催の講演に招聘されて、今日に於ける日本の現象を講演した。それから、あちこちへと縁が広がつて、珍しい心霊家たちに迎へられた。既成宗教団体からは、何の歓迎も受けなかつたが、セオソヒヰーや、心霊協会は心を盡して、歓迎してくれて私の英語講演を喜んでくれた。


「セオソヒヰー」とあるから、やはりアメリカ神智学協会と接触したのだろうか。
ちなみに、四人の心霊家とは、
・ハリウッドのホーレン夫人・・・自動書記により、詩集、光及び相対性原理についての高度な論文集数巻を書いている。
・ミシス・ヒュームの娘・・・バークレーの大学教授の未亡人の盲目の娘で、自動書記の霊能がある。
・ヴァンデル・ナイレン・・・メキシコで金鉱をやっている人で、オークランドに住む。メキシコのインディアンで奇蹟の人と言われる人物に師事し、不思議なサイキカル・パワーを得たという。
・ウィリアム・デッドリ・ペリー


また、三浦の消息として、ロサンゼルス発9月16日付けの書信が紹介され、「突発の出来事なき以上十月二十九日横浜着を以て帰ります」とのことである。


(参考)4月16日

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萩尾望都の原画展が西部池袋であるらし。12月16日〜23日。→「http://www.hagiomoto-gengaten.com/