山中恒『ボクラ少国民』(講談社文庫)に「児童読物改善ニ関スル指示要綱」の全文なるものが掲載されていた(典拠不明*1)。平井昌夫が示していたふりがな廃止などにかかわる部分を抜き出すと、
[廃止スベキ事項]
一.活字
(1)六号及ビ八ポイント以下ノ活字ノ使用−但シ幼児向ノモノニアリテハ十二ポイント以上タルコト
(2)振仮名ノ使用−但シ特殊ノモノ、固有名詞ハコノ限リニ非ズ
[編輯上ノ注意事項]
一.年齢ニ依リソノ教化及用語ノ程度ヲ考慮スルコト
(2)用語ハ年齢ニ従ッテ漢字ヲ用ヒ、教科書ノ範囲ヲ出デザルコト
である。ついでに、同要綱で漫画に関する規制を見てみると、
[廃止スベキ事項]
一.卑猥俗悪ナル漫画及ビ用語−赤本漫画及ビコノ種程度ノモノ一切
[編輯上の注意事項]
一.漫画ノ量ヲ減ズルコト−特ニ長篇漫画ヲ減ズルコト
一.挿画漫画ニハ責任者ノ名ヲ明記スルコト
(参考)10月15日。この分野にも誰ぞの足跡が→「http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20060908/p1」
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伊賀鉄道が「図書館列車」。「動く図書館」、じゃなかた、「走る図書館」だす。2006年12月4日参照。