神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

癩伯爵の扱いー大島渚と栗本薫ー


大島渚グイン・サーガを読んでいたりする。「癩伯爵のからっぽ」(『栗田勇著作集第十一巻』付録、昭和55年1月)によると、

栗本薫のヒロイックファンタジー『豹頭の仮面』は近頃私をもっとも興奮させてくれた読みものだが、その中にスタフォロス砦の城主ヴァーノン伯爵なる怪物が出てくる。


来年春にテレビアニメ化されるという同シリーズだが、癩伯爵はどういう登場の仕方になるのだろうね*1
そういえば、猫猫先生がどこかで同シリーズに言及していて*2驚いたことがあるが、まさか読んだことがあるのかしら。

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別冊『環』の図書館特集の発行は1ヶ月延期。たれそ(「誰ぞ」にあらず)の原稿が遅れているのかすら。

*1:よく考えたら改訂版により「黒伯爵」になっているらしい。それでも微妙な問題がありそう。

*2:追記:「ファンタジー君主制の夢を見るか?」『なぜ悪人を殺してはいけないのか』に「栗本薫の『グイン・サーガ』の刊行が始まったのは七九年、タニス・リーの翻訳が初めて出たのは八二年である」とある。