神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

甲鳥書林といふ素人の本屋


わしも甲鳥書林のネタを。『岩波茂雄への手紙』所収の昭和15年5月31日付け中谷宇吉郎の書簡によると、

実は小生の第二随筆集を纏めてをきたいと思つてゐましたのですが 四月一寸小林[勇]君に其の意向を漠然とつたへて見たところ御店の方では大分紙に難渋してをられて名著でも品切になつてゐるものが沢山ありその増刷も思ふにまかせぬやうな御話だつたもので 小生の全くの道楽の為に出す本などは御遠慮申し上げる方が至当だらうと思つてゐました ところが幸ひ甲鳥書林といふ素人の本屋が少し紙を持つてゐるから小生の本を出してやると申して来ましたのでその方へ頼むことに致しました


岩波でも紙に困っている時に、印刷用紙を持っていた甲鳥書林、恐るべし。中谷の本は、昭和15年7月『続冬の華』として同社から刊行された。

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別冊『環』の図書館特集はまだ出てないか?
『性欲の文化史1』を見たら、原武史氏が「出口王仁三郎の恋愛観・男女観 『霊界物語』を中心として」を書いてた。

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神保町ムック、見ますた。活字ベースで言及してもらえたのは初めてかしら。しかも、古本の女神黒岩さんの文章だから、これでいつ逝っても本望、なんちゃって。
ん、神楽坂の支店・・・誰かの日記で見たやうな気がする。「人間グーグル」オタどん、フル稼働だす!