神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

高村光太郎の音痴に驚く酒井勝軍


酒井勝軍について、相馬黒光一昨年4月5日参照)、竹久夢二9月11日参照)との意外な関係に続いて、高村光太郎との関係も発見した。
高村の「回想録一」*1によると、

青年になつてからも、本郷の中央会堂の椽の下のところでやつてゐた酒井勝軍のもとに通つたりして、発声の稽古などしたが、私には酒井勝軍も驚いた。音は知つてゐるが、それを出さうとすると馬鹿に大きな変な声が出るものだから、酒井勝軍も弱つて、君は後でやらうなどといふことになつた。


いやいや酒井と高村がつながりがあるとは驚きましたね。高村は明治16年3月生まれ、25年11月から本郷区駒込千駄木林町に住んでいた。それ以降の出来事ということになるが、精確な時期は不明である。

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誰も賞をくれないが、誰ぞに日ト協特別功労賞、わすには大東亜トンデモ賞をあげやう。


国学院大学伝統文化リサーチセンター資料館全面開館。

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黌門客」さんが甲鳥書林について書いている。わすも書いたことがある。昨年6月2日同年6月6日同年8月31日参照。

*1:『美術』2巻1号、昭和20年1月3日。『高村光太郎全集第十巻』所収