神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

ダントツ一位の谷崎の原稿料


田中純「お大尽貧乏里見紝」(『作家の横顔』所収)に、

ここで当時の(大正初期の)原稿料の相場を披露すると、その頃、春陽堂の顧問格の鈴木三重吉の作った価格表があったが、それによると最高が一円で、秋声、花袋、藤村級。但し、谷崎潤一郎だけは、中央公論社が特別に優遇しているという事からこちらでも奮発して一円二十銭。


ちなみに、里見は潤一郎の弟精二と同額の四十五銭だったという。

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シュタイナーは翻訳書を少し読んだことがあるだけで、それもなき京都書院の2階で買ったと思うから相当昔のことだね。ワタリウム美術館で2回あった展覧会は見に行った。1回目の黒板画の時は、どこかの大学の建築関係の先生だかが学生を引き連れてきていて混んでいたため、帰る時に館員の人が「今日は見づらかったと思いますが、会期中は半券でまた入館できますので」と言ってくれたのが好印象であった。シュタイナーも教育や建築関係ですっかりメジャーになった感がありますね。

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田中貴子さんのブログのタイトルが「夏への扉」というのは、まさかレイ・ブラッドベリ(追記:正しくはハインラインでした。汗)のファン?