神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

板垣鷹穂と阿部次郎


阿部次郎の日記にも板垣鷹穂が出てくる。でも、どういう関係かよくわからない。

大正9年10月6日 午後坂[板]垣に誘はれて丸善に行き独乙書数冊を買ふ。


    12月15日 午後坂[板]垣鷹穂来訪美学会少壮連の雑誌の話をする。ムーターを譲つた金を受取る。
 

  10年3月4日 丸善に行きて大井に贈る絵の本をさがし板垣村田等と一緒に星製薬で茶をのんで四時帰る、(後略)


注:[ ]は原著の編者による。


彷書月刊』の板垣特集の年譜によれば、板垣はこの頃、東京帝大哲学科撰科生として、西洋美術史を学んでいた頃。
また、阿部は日本女子大学校の美学講師だった頃。
星製薬は展覧会場として使われたりした関係で、喫茶店もあったのだろうか。