三村竹清の日記は、山口昌男氏や中野三敏氏は読んでいるようだが、ma-tango氏や書誌鳥さん(森洋介氏のこと)が読んでも面白い発見があるかもしれない。
大正10年5月9日 午後はしめて笄町之岡本昆石翁にゆく 雷嫌之為神経衰弱之療治ニゆく也
11年4月25[ママ、6]日 朝八時まてといふ事故 つとめて駒込蓬莱町六十五 森田正馬学士を訪ふ 此人は三浦守治門人にて 今 根岸病院之副院長也 予三十八九年之頃より 雷を畏るゝ癖起り 初はさしたることもなく唯不快に感したる斗なりしか 段々に重りて 心理治療之手を尽し或時は 福来博士を尋ね 五十嵐光龍師へ紹介されたることもありしか 効験なく 今日此人を訪ひし也
岡本昆石、森田正馬、福来友吉、五十嵐光龍が出てきた。豪華メンバーだね。
(参考)三村と岡本については、昨年9月12日も参照。タイトルは、もちろんランドル・ギャレット『魔術師が多すぎる』から。
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