大正期、中村古峡が邪教撲滅に力をいれていたことは、よく知られていると思うが、宮武外骨は太霊道を攻撃していたようだ。
『スコブル』17号(大正7年3月)*1中の「太霊道主元院下詐欺的大山師田中守平」によると、
太霊道は同年2月12日の『東京朝日新聞』に基督教をまねた新聞宣伝と標榜して四頁の広告を掲出
『中央新聞』が一ヶ月余りにわたり、田中の正体を摘抉している
という。
結論として、外骨は
要するに、彼が「指一本にて数十人を一時に霊動飛躍せしむ」と云ふのは、心理学生理学上の平凡事理を太霊道と詐称して、数千名の者から大金を騙取して居るのである
としている。太霊道が新聞に一頁大の広告を出したことは他の文献にも出てくるが、東京朝日新聞に四頁もの広告が載ったとは。
この大正7年は太霊道に関する書籍が発行されている一方、外骨や『中央新聞』の攻撃を受け、また本部の焼失もあった年(8月27日参照)であった。
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悪寒がする。東の方から「フウウンジ」、じゃない「フルホンオウジ」が来る悪寒が・・・
抜け出して天神さんにお参りに行ってきた(笑
100円均一コーナーで見かけた本。
昭和62年の『大阪府立図書館紀要』
昭和48年の『さすら』
大阪樟蔭女子大学の『図書館利用の手引 1974−1975』
フランク・ハーバート『21世紀潜水艦』(ハヤカワSFシリーズ)
口笛文庫さん*2では、懐かしのプガジャを見る。定価100円だったのが300円。
以前『大阪人』の古本特集で紹介されていた靴を脱いで上がる空閑文庫(天神さんの近くにある)へ寄ったが、バリケードみたいに入り口に荷物を置いて入れないようにしてあった。そういえば、天神さんに出店していたっけ?(汗
追記:『編集会議』11月号には西神田の西秋書店登場。