神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

オタどん、書物奉行氏にかわされる


ゴーン。四天王寺の北鐘堂の鐘が鳴っている。既に、シートをめくり、開店している店もあるようだ。
しかし、100円均一コーナーはブルーシートに覆われていた。アナウンスをしている。
「均一コーナーは10時開店の時間厳守です。奥のシートからめくって行きます。」


奥に目をやると、いるいる。元図書館員でいっぱい(笑)、じゃないや、古本蟲のおじさんでいっぱいだ。といっても、十数人位か。この中に書物奉行氏がいることは、確実だなあ。一箱古本市で一度顔を見ているから、一人一人チェックをすれば、わかるぞ。


しかし、よく考えてみると、顔を見たのは1年以上前。体型は覚えているが、今ひとつ顔が思い出せない。それにいらちのわしがボッーと待つのもしんどい。そこで、フライングしている店から回ることに。
わし好みの本があると思ったら、マキムラ書店さんか。
池崎書店では紀田順一郎『落書日本史』(旺文社文庫)を見る。1400円を消して、700円としていた。
どかっと積み込まれた尚学堂には、熱心に掘り起こしている研究者らしき人の姿が。もしや、「くうざん先生」かと思ったが、来てなかったみたい。ちなみに、猫猫先生の「はてな」参入を発見したのは、少なくとも書物系ブログの中では、氏ではなかったか。


やはり、均一コーナーが気になる。


均一コーナーがまだ、込み合っていた。それでも、何とか一通り見るが、書物奉行氏やら、もしかしたらゴッドハンドやら、ブッダハンドとか言う人達が荒らした後だろうか、何もない。昭和15年の古書目録*1を見つけたが、とりあえず買わずにおこう。


バスガイドのおばさんを見かける。まさか、古本市めぐりツアーでも存在するのかと思ってしまったが、四天王寺見学ツアーで来たガイドが空き時間中に覗いているのだろう。


クライン文庫開店11周年記念均一セールには少し笑う。来年は、当然開店12周年記念セールを実施するのだろう。並みの書店なら案内の札の一の位の数字の所は手書きで書き換えてしまうのだろうが、さすがクラインさんはそういことはしていない。物はいい本が多かったね。書物奉行さんも拾っていたみたいだ。


い、いかん。熱中していたら近くにテレビカメラ*2が!
はほへほ氏」の空想(もっとも、氏もそもそも家庭なしの由)じゃないが、放映されたら、わしにも家庭崩壊の悲劇が・・・
ん、よーく、考えたら、わしには幸いにも(?)崩壊すべき家庭はなかったよ。て、喜んでいる場合だろうか・・・


なんか来るたびに均一コーナーの場所は変わるし、規模も縮小していくような気がする。途中参加しなかったことはあるが、第1回からのお客であったわしとしては、全盛期の雰囲気を取り返してほしいもの。


えっ、均一コーナーの古書目録は結局どうしたって。「やっぱり、買っておこう」と思って、再度行ったけど見当たらなかった。古本とはそういうものである。


書物蔵」を見たら、アブナイ、アブナイ。こっちが氏を確認するどころか、現場写真まで撮られていたかもしれない。


追記:古本市もそろそろ飽きてきた・・・
   

*1:大橋書店だったか、内藤書店だったか

*2:NHKで放送してるのを見たが、映ってなかった。