神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

まさか、あの小野法順か!?


小野法順といって、その名前に心当たりのある人は、谷崎潤一郎の研究者だけであろうか。いや、谷崎の研究者でも小野の名前を覚えている人は少ないだろう。
明治45年6月末、汽車恐怖症だった谷崎が東京へ戻る際に、名古屋まで付き添った人である。


天羽英二日記』第3巻昭和10年3月26日の条に、来客者の一人として、「小野法順(麻布区会議長)」という記載があった。同姓同名の別人かもしれないけれど、ちょっとドキッとした。


追記:「弁明」・・・ある学術系の雑誌に「蟻二郎明治大学)」とあったので、てっきり蟻が本姓かと思ってしまいました。

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NHK知るを楽しむ」の10・11月分のテキストを見る。木曜日分の「歴史に好奇心」に、長山靖生氏の「明治サイエンス事件帳」あり。井上円了とか千里眼事件とかの話題。
千里眼事件と言えば、竹内久美子『千鶴子には見えていた!―透視は、あっても不思議はない』(文藝春秋)という本も出てた。竹内さん、ホンマかいな。

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晩鮭亭日常」さんのところで、小谷野敦『日本の有名一族 近代エスタブリッシュメント系図集』(幻冬舎新書)が出ていることを知る。勘違いして、今執筆中なのかと思っていた。贈呈されたつもりで、買わなくっちゃ(笑