元駐ソ連大使の建川美次、そして駐ソ連大使秘書だったという茂森唯士。前者は東方社総裁で、後者は同社役員。この二人の関係にピンとこないようではいかんなあ。わしは、ニュー・タイプにはとてもなれそうもないね(6月21日参照)。
茂森訳のエメェ・アンベール『絵で見る幕末日本』(講談社学術文庫)の「訳者のことば」に、「一九四〇年の秋、わたしはモスクワの日本大使館公邸に建川美次大使と二人きりで住んでいた」とあった。
茂森が常任理事を務めたという「北方懇話会」については、『大蔵公望日記』第4巻に詳しい記載があった。
昭和20年7月31日 ゴ四時、北方懇話会幹部会を帝国ホテルに開く。左近司国務大臣、松井大将、建川中将、天羽英二、高木陸郎、外務省の尾形課長、茂森唯士氏等出席。
8月23日 茂森唯士、打合の結果北方懇話会を解散し、新に天羽、建川、高木、左近司及余の五人で日ソ支の会を創ることを相談し、それが出来たら日ソ通信社は其会の機関とすることにする。
天羽、高木は東方社の顧問でもあるから、建川、茂森といい、この北方懇話会と東方社のメンバーは重なる人が多い。ちなみに、左近司政三国務大臣は小島威彦の義兄(姉総子の夫)。
追記:どうせ台風が来るなら、週末ではなく平日に来てもらわないと、半井小絵さん(気象予報士)の出番がないぞ。
最近、ヤフーで「半井小絵 結婚」を検索してここへアクセスしてくる例が時々あるけれど、ま、まさか、「結婚してた」とか、「結婚する」とか・・・
来週日曜日NHKの「経済羅針盤」にジュンク堂書店社長の工藤恭孝氏が出るみたいね。今頃、出るのは何か目新しい話題でもあるのかすら。