横浜や鎌倉の展覧会は面白そう。
日本新聞博物館(横浜市)では2月17日〜4月22日に「言葉の戦士涙香と定輔」展。黒岩涙香は知っているけれど、「二六新報」の秋山定輔は知らなかったよ。
鎌倉文学館では、4月22日までで「貸本屋鎌倉文庫とその時代」展を開催中。鎌倉文庫といいうのは、戦時中、発表の場を失った作家たちが、生活の糧を得るために昭和20年5月に開店し、川端康成や高見順ら文士自らが店番に立ったという。戦後、出版界にも進出し、文芸復興の一翼を担うが、インフレのあおりで、わずか4年余りで倒産したという(同展のチラシから)。
昭和21年2月には谷崎潤一郎の『蓼喰ふ蟲』を刊行している。
横浜美術館では、4月4日までで「小島烏水版画コレクション」展を開催中。
どれも、見たいけど、寒いから、コタツネコとなって、小谷野敦版谷崎潤一郎年譜をじっくり読んでいるオタどんであった。