神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

東京朝日新聞の挿絵画家名取春仙


小谷野敦『猫を償うに猫をもってせよ』所収の「児童文学をめぐって」に、明治40年朝日新聞の嘱託となり、2年後に正式入社した挿絵画家名取春仙が出てくる。名取が東京朝日新聞で挿絵を書いた連載小説は、小谷野氏が挙げているもののほか、谷崎潤一郎「鬼の面」(大正5年1月15日〜5月25日)、田山花袋「残雪」(大正6年11月17日〜7年3月4日)、同「新しい芽」(大正8年8月11日〜12月3日)などがある*1

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ゆまに書房から「コレクション・モダン都市文化第2期」として、和田博文編『紀伊國屋書店と新宿』、井上芳子・寺口淳治編『装幀・カット』が出る予定だが、まだ出ていないか。→後者は秋刊行になったみたいだ。前者もまだ実物をみてない。


猫猫先生のホームページができてた。→「http://homepage2.nifty.com/akoyano/index.html
日経新聞』の「彼らの第4コーナー」で谷崎潤一郎の回が始まった。『谷崎潤一郎伝』からの引用あり。

*1:高木健夫編『新聞小説史年表』による。