2005-11-12 鶴見俊輔 文藝 「読書年譜」(『鶴見俊輔集12 読書回想』収録)中「1932年(昭和7年)」から それらよりももっと心をひかれたのは江戸川乱歩の小説で、『人間豹』『緑衣の鬼』が心に残っている。それらは性的な関心をひきつけたのだが、邦枝完二『お伝地獄』もうそうだったし、その前に連載された『朝日の鎧』という時代小説(作者を忘れた)はさらに熱狂的におもしろかった。 (参考)『あさひの鎧』は国枝史郎の作品