日猶同祖論とか秦氏ユダヤ人説を知ったのは、『地球ロマン』復刊1号(絃映社、昭和51年8月)だったか。全体の目次、資料目次と参考文献の一部を挙げておく。
この濃さ、レベルの高さ。参考文献に挙がっている本を古本屋で必至に探して、入手すると✓するのが楽しみだったっけ。佐伯好郎「太秦(禹豆麻佐)論」『歴史地理』明治41年1月号も収録されている。佐伯は、ここで大酒神社=大辟神社=ダビデ神社、伊佐良井の井=イスラエルの井戸を提唱している。京大UFO超心理研究会に入会して、吉永さんに大酒神社、広隆寺や蚕ノ社に連れて行ってもらったものだ。
今や日猶同祖論の聖地となっている伊佐良井(いさら井)。ググると近年のカラー写真ばかり出ているが、戦前の姿を家蔵の宗教絵葉書で披露しておこう。現在と違って柵で囲まれている。また、現在は井戸枠に「いさら井」と縦書きで彫られているが、戦前は横書きの「井浚」だったことが分かる。