神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

『帝国大学新聞』補完計画

『UP』(東京大学出版会)四月号で清水あつし氏(公益財団法人東京大学新聞社役員)の連載「初期『帝大新聞』の研究ーー「創刊資金の謎」」第一回は、「『帝大新聞』創刊資金の謎を追って」。『帝国大学新聞』は、現在も発行されている『東京大学新聞』の前身である。この『帝国大学新聞』の創刊号からおおむね一、二年分(一号から二十二号、二十四号から二十六号)が失われているなどのため、早創期の実態の解明ができていないという。創刊は、大正九年十二月なので、それほど古くはないのだが、新聞は残りにくいのだろうなあ。案外東大のどこかの倉庫に埋もれてるとか、植物標本を挟むのに使われていた新聞から貴重なものが見つかったように思いもかけない所から発見されるかもしれない。
それはともかく、失われた『帝国大学新聞』を持ってるという個人や古本屋、あるいは古書市で見かけたという人がいたら、東京大学新聞社に教えてあげましょう。