神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

ツイン21で『板鼻郷土史料展覧会出品目録』(板鼻和光学園、昭和11年5月)

ツイン21で開催中の古本市で拾う。昭和11年5月3日に板鼻町聞名寺内の板鼻和光学園で開催された展覧会の目録。『柏木義円日記』で板鼻という地名をよく見かけていたので、「おっ!」と思い、購入。板鼻町は、現在の群馬県安中市板鼻に当たる。展覧会の出品は、郷土人の書や著名人の書画である。郷土人としては、小島蘭洲、島方松蔭、原思斎、上杉要順、上杉雲嶺らがあがっているが、未知の人ばかり。出品者は、小板橋彦太郎、福田輝次、清水次郎造、勅使川原啓三、六川幸七、上杉雄二、上田守中らだが、『大衆人事録』を見ても、載ってない人ばかりだった。
板鼻和光学園は板鼻和光保育園として現存しているようだ。CiNiiで読める論文、石坂公俊「板鼻和光学園の社会事業ーー西島恒徳の活動を中心にーー」によると、板鼻和光学園事業は、明治42年7月の板鼻お伽倶楽部に由来するという。