神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

満洲日日新聞記者山田祥吉

ある人物が戦前満洲にいたというだけで興味津々だが、その人が新聞記者で、小説を書いていたとか、作家豊田穣の伯父となると、詳しい経歴が知りたいものである。山田祥吉という人物のことだが、豊田の『松岡洋右 悲劇の外交官』下巻によると、

母の兄山田祥吉は、青森県野辺地町の出身で、東京の読売新聞の記者で小説なども書いていたが、若くして満州に渡り、満州日日新聞などの記者をしていた。山田祥吉は後に張作霖の伝記を書いたりするが、どのような思想内容の男であったかはよくわからない。
ただ、山田が長春(新京)にいるとき、満鉄職員であった豊田賢次郎と知り合い、その縁で祥吉の妹いとしが賢次郎と結婚し、四平街という町で長男の筆者が生れたことは事実である。
(略)
山田祥吉は、終戦時のどさくさで、満州で死んだといわれるが、その最後は不明である。

多少調べたが経歴不詳。ネットに紹介しておけば、情報提供があるかもしれない。