神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

神保町の「人魚の嘆き」さん、お疲れ様でした

連休のドタバタにまぎれて、神保町のバー「人魚の嘆き」が閉店していたことを知らなかった。今日の読売新聞「本よみうり堂」の待田晋哉「著者来店」(石田千『並木印象』平凡社)に、

写真は、先月末に閉店した東京・神保町のバーで撮った。著者も「遊び」で、カウンターに立ったことがある。戦前の木造家屋を改装した居心地いい店だった。
「楽しいお客が集まる面白い場でしたね」

この店のママで荷風*1の発起人だった松本彩子さんと黒岩比佐子さんが知り合いだというのを、「古書の森日記」の次のコメントを見て驚いた覚えがある。

1. Posted by 人魚 2009年04月12日 11:09
荷風展わざわざ?ご来場ありがとうございました。また火曜日に!!
2. Posted by Hisako 2009年04月12日 13:13
人魚さま、拙ブログにお越しいただき、光栄です。荷風展は本当に楽しませていただきました。それにしても、素晴らしいコレクションで脱帽しました! またお会いできるのを楽しみにしています。

ここに出てくる東京古書会館で開催された荷風展は私も行き、着物姿の松本さんを見ている。なお、小谷野敦氏はご存知ないと思うので、私が報告しておくと、この展覧会の入り口にチラシを置くラックがあったが、そこに猫猫塾の案内をパソコンから打ち出したものが何部か置かれていた。松本さんがされたことだろう。

結局、一度も行く機会がないまま、「人魚の嘆き」は閉まってしまった。お酒は苦手な方だが、黒岩さんに連れていってほしかった。

(参考)2009年3月8日。同月4日付朝日新聞朝刊「荷風流 没後50年 2」に、松本彩子さん(38)はバー「人魚の嘆き」を営んで7年、雑誌や単行本の元編集者。荷風と同じく離婚経験があり、今独身とある。
 黒岩さんと松本さんで、私の噂をしたことがあったという。→「http://twitter.com/PsychomPsycho/status/6369261534576641

*1:2009年4月11日〜4月18日「永井荷風展 今尚散人此処ニ居リ(花柳界を中心に)」