神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

広瀬正の弟広瀬雅彦は宇宙画家になったか

宇宙塵』53号(昭和37年2月)に、「カット、先号から芸大美術学部学生の広瀬雅彦氏にお願いしています。広瀬正氏の弟さんで宇宙画家志望」とある。この広瀬雅彦、ググると、講談社青い鳥文庫宮澤賢治の本にイラストを書いている同姓同名の人がいる。賢治の弟宮澤清六と同姓同名の人が同誌の同人にいることもあって、雅彦は賢治の本にイラストを書くといういかにも「宇宙画家」らしい仕事をしていたのだなあと納得してしまった。しかし、よくよく調べると、賢治の本にイラストを書いた画家は、「1946年、福島県に生まれる」とあるので、年齢が合わないのであった。

正は墓の所在も不明とのことだが、子供のいなかったという正よりも、弟の雅彦の方が、その足跡を辿りやすそうである。まずは、東京芸大の卒業者名簿から当たってみたらどうだろうか。

(参考)4月21日