三村竹清の日記*1になぜか後藤末雄(谷崎潤一郎の友人)が出てくる。
大正7年11月3日 朝 竹栢園へ行く 後藤季[ママ]雄といふ人にあふ 肥たる鼻の大きなる五分刈之めかねをかけたる若き人也 帝国文学之編輯をして居る仏国文学をやる人之由 金座後藤之末子也と (中略)兄なる人は医者にて うちにいろんな古物があるものてすから 骨董屋見たやうな事をしてゐます(中略)云々(後略)
後藤末雄の名前は、他にも木村荘八の日記でも見ることができるが、それほど名前を見かける人ではない。
追記:北原尚彦『SF奇書天外』(東京創元社)を見る。小谷野敦編『童貞小説集』(ちくま文庫)も見かけた。
『図書』9月号には、千葉俊二「谷崎潤一郎パリ国際シンポジウム」と「《対談》京都で谷崎を語る 瀬戸内寂聴・渡辺千萬子」が載ってる。
『コミック・ガンボ』(無料のコミック誌)に本田透原作の「喪男*2の哲学史」(作画 咲良)登場。本田氏は相変わらず「喪男」でがんばっているみたいね。