『婦人画報』の近事画報社、独歩社時代については、『編集者 国木田独歩の時代』に詳しいので、東京社時代の同誌の記者について、何人か記録しておこう。ただし、不定期連載。
やはり、最初は「グレさん」こと坂本紅蓮洞に語ってもらおう。
『中央公論』28年9号(大正2年7月)「都下の女記者」によると、
それだけ亦此の女記者には、同じ頭脳を使ふ職業にせよ、教育家の方にある棚橋さんや三輪田さんの様な老婦人は見えない。何れも若い人達だ。婦人画報記者といふ名刺を持つて歩く女の中に矢吹鶴子といふ大年増があるが、大方其の人が其れの年長者であらう。(略)
かういふ女が何処の新聞社にも一人か二人かが抱へられてあり、雑誌の方では何処でもとまでは行かないが、大抵の婦人雑誌には此の女記者といふが附いて居る。委しく統計を取つて見たことは無いが、恐らくは三四十人はあるだらう。
坂本が他に名前を挙げている女記者(元記者も含む)としては、中野初子、羽仁もと子、西川光子、下山京子、大澤豊子、服部桂子、尾島菊子、河越輝子、磯村春子、山崎千代子。大年増の矢吹鶴子は、いったいいつから婦人画報の記者を務めていたのだろう(「矢吹鶴子」でググると1件ヒットするね)。
追記:上記はまぎらわしい書き方だが、中野初子以下は坂本が挙げている都下の女記者の名前で、『婦人画報』以外の記者です。
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成人式というと思いだすことがある。何年も前に成人の日が大雨だったことがあり、当日か翌日だったか、御池地下のトイレに、
「今日成人式の奴、ざまあみろ。大雨だ。」
というようなことが落書きしてあるのを見たことがある。何と心のゆがんだ人だろうと思ったものである。田舎と違って、成人式は希望者の中から抽選だからはずれた人だったのかしら。
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ハニカミ王子のプロ入り。われらのフルホン王子も高校生の時からセドリのプロだったりして。