神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

詩人君本昌久の死

間島保夫『罹災日録』(間島一雄書店、平成9年9月)を掘り出したので、読んでいたら詩人の君本という人が出てきた。ちょうどdaily-sumusで話題にしている君本昌久だ。

平成7年2月15日 夜に入り、真野君が来る、神戸史学会代表の落合重信さんが亡くなったと大村さんより連絡が入ったとのこと、有井基さんに電話を入れくわしい事を聞く。明日お通夜、明後日お葬式とのこと。詩人の君本さんに連絡、本人は電話に出ず、だいぶ弱っている様子。

  9年3月23日 君本さんが亡くなったとの連絡が入る、倉庫よりあわてて帰り久代とすぐに駆けつける。残念だ、しかし、もうどうしょうもない、神戸が死んでしまったようだ。お酒を飲む、飲んでも酔えない、朝方まで久代としゃべる。

    3月24日 君本さんの葬儀に出る、死者が生者をわずらわしてはいけないと言う本人の希望で内輪だけでしめやかにとりおこなわれた。それでも思いを寄せる多くの人達がお別れにきていた。さよなら君本さん、又あの空襲警報のように夜中に押しかけてくるのを待っていますよ。