神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

戦時下鈴木大拙のある一日

鈴木大拙研究基礎資料』所収の年譜昭和19年1月9日の条に「午後外出、あるグループに禅について話す、夕食を饗された後遅く帰る」とある。「あるグループ」ってなんだろうと思って、人間グーグルを稼働したら『神西清日記』がヒットした。

昭和19年1月9日 午後小山富士夫氏宅の不欺舎に招かれ大拙先生の話を聴く、禅体験と表現との間の直接性乃至直線性の件面白し、最も自然に支那に土着した仏教宗旨は禅、同じく日本にては真宗なりとの説示味ふべし、会する者十名余、中に旧知青柳瑞穂氏あり

小山富士夫は陶芸家の小山と思われる。出席者の一部がわかったが、どういう性格のグループかはわからない。

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亡くなった佐藤方哉は、2006年11月16日に言及してた。「小島喜久江」は、小島千加子さんのこと。