神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

飯森正芳をめぐるエピソード

朝日夕刊の「ニッポン人脈記」は、「大逆事件残照」の続きの「神と国家の間」が始まった。大逆事件の前後から大正昭和へ、まつろわぬ民の精神史を探るとのこと。またまた、黒岩さんの好きそうな企画である。第2回の昨日は、堺利彦の名前も出てきた。

飯森正芳がこの連載に出てくることはないと思われるので、私が最近見かけた飯森ネタを紹介。
暁烏敏大正8年の日記の住所人名録欄には、「東京府豊多摩郡戸塚町字下戸塚五七一 飯森正芳」と書かれている。
また、秋田雨雀の日記昭和16年7月1日の条に「五時ごろに警視庁を出ると、海軍省から帰って来る老哲学者飯森中佐に逢ったので思わず握手した。元気で話していた」とある。

飯森については、早稲田大学の呉念聖氏が精力的に調査をされているようなので、期待しているところである。

(参考)1月7日