里見とん伝に、里見が大杉栄や小林せい子(谷崎潤一郎の妻千代の妹)と親しかったことが書かれている*1。このことについては、宇野浩二の『文学の三十年』にも出ていた。
(略)私が、仕事をするために、実は仕事はあまり出来なかつたけれど、鵠沼の東家に十日あまり滞在したのは大正十年の十月頃である。さうして、前に述べたやうに、別別に出かけたのであるが、その時、東家で、一緒になつたのは、里見弓享、久米正雄、芥川龍之介、佐々木茂索、大杉栄、その他がゐた。(略)その思ひ出の中には、(略)面白いもの、陽気なものは、前に書いた大正十年十一[ママ]月頃で、その見本として、手元に残つてゐるものの中から、数枚の写真をお目にかけよう。(口絵の図版参照)(略)その二は、やはり、東家の二階で、向かつて右から、芥川、せい子(谷崎潤一郎夫人の妹)、宇野浩二(三十一歳)、里見弓享(三十四歳)、久米正雄(三十一歳)である。
大杉と妖婦せい子もここで出会っていたのだろうか。
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「猫猫塾」なるものが始まるらしい。→「http://homepage2.nifty.com/akoyano/juku/top.html」
オタどんの「新スメラ学塾」、書物蔵さんの「大東亜ト塾」が開講するという噂はない(笑)