岸田劉生の日記*1に若き日の外交官市河彦太郎らしき人物が出てくる。
大正11年6月28日 今日夕方から改造社に精養軒を招ばれてゐる。(略)改造社の招待は余一人かと思つたら改造社へ寄稿する人たちの会で少し閉口する。永井潜だの、末弘厳太郎だの、玉つき?の山田氏などと云ふ人や、武林無想庵だの中平文子だのが来てゐて中平文子はしかも余の前の食卓だつた。話しかけるので少し話した。食後雑談の時市河といふ若い外務省の人が来て一寸話したりする。
市河彦太郎がこのころ『改造』に寄稿していたとは確認できないが、この「市河」は彦太郎のような気がするだすね。
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今日の読売新聞には黒岩比佐子さんの読書委員としての初仕事が載る日。楽しみ。今月11日参照。
黒岩さんが選んだ本はこれ。ドリフの「誰かさんと誰かさん」に至るまでのエピソードにはわしも驚いた。木村正俊・照山顕人編 『ロバート・バーンズ スコットランドの国民詩人』(晶文社)
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