神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

『炭焼日記』に「興亜日本社」を見かける


柳田國男の『炭焼日記』は、詳細な注釈付きで刊行してほしい著作である。大塚英志氏も同日記にトンデモない人達(増田正雄、岡田建文ら)が登場していることを発見している。
「興亜日本社」というのは、「書物蔵」によると松下三鷹の著作を刊行する予定であった出版社だが、同日記に出てきた。

昭和20年11月10日 もと興亜日本社の社員、柴田静男といふ者来る。出版の相談なり、余力なきよしをのべてことわり了。


これだけだけど、興亜日本社の元社員の柴田さん、松下三鷹の正体を知っていたかも。