文庫版『明治・父・アメリカ』(新潮文庫)解説者・小島直喜
は『百魔』によって、星一を知り「これは伝記小説にしたらお
もしろいかもしれない、といつの日にか作品化することも考え
た」そうだが、筆者は二十年ほど前に入手した時点で同じ思い
にかられ、星新一氏の作品が存在している現在も、まだ、その
思いを心の奥に残している。
(参考)元版の発行は昭和24年12月。大空社版の発行は平成9年
5月。元版は大阪中津時代の梁山泊ブックフォールトの店頭
で入手。
大空社版巻末の伝記叢書既刊一覧では、本書の解説者が、
「太横田順弥」になっていた・・・