神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

『続々々裁判官の書斎』(倉田卓次著)中「辞書慢読」から

ファランス書目の必要性、重要性を教えてくれたのは、大学を出てすぐ暫く勤めた国会図書館受入整理部の先輩だった。その人のデスクの前にはウエブスターの大冊の辞書が天地逆にして立ててあってね。単語引くときはその天辺をもって手元に倒して開くと、すぐ読める位置になる。引き終わったら閉じて戻す。元の通りの天地ひっくり返しの姿勢で立つ・・・度々参照する大冊は、それがいちばん便利だ。そんなことから始まって、辞書の使い方というより、本を読み、ものを書く上で、辞書がどれほど大切かを叩き込まれた。

追記:「誰かに似てる」という声が聞こえただす。