津野海太郎氏の『花森安治伝 日本の暮しをかえた男』に「神保町系オタオタ日記」が登場することは、林哲夫氏の「daily-sumus」で以前教えていただいたところである。今回、文庫化されたので、拙ブログでも紹介しておこう。文庫版170頁で生活社の鉄村大二について、
このなぞめいた人物についても、いまはない『彷書月刊』誌にのった河内紀氏の文章や、前記「daily-sumus」の林哲夫氏、ウェブサイト「神保町系オタオタ日記」のjyunku氏、同「出版・読書メモランダム」の小田光雄氏らのリレー探索によって、すこしずつその像がはっきりしてきた。
とある。また、173頁でも言及していただいており、ありがとうございます。
なお、本書のオビには、「NHK朝ドラで話題!」、「<とと姉ちゃん>と共に歩んだ『暮しの手帖』天才編集長の生涯」とあるように、朝ドラのヒロイン「とと姉ちゃん」小橋常子のモデルが大橋鎭子、常子と共に女性のための雑誌を創刊する花山伊佐次のモデルが花森ということらしい。4月4日から始まるドラマの展開が楽しみである。

- 作者: 津野海太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/02/27
- メディア: 文庫
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