吉行エイスケによると、かつて道頓堀に古本大学という店があったらしい。
「享楽地漫談会」(『近代生活』昭和5年3月号、海野弘編『モダン東京案内』平凡社、平成元年11月所収)での対談によると、
吉行(エイスケ) 岡田さんは大阪の古本大学は御存知ですか。
岡田(三郎) 僕は今度偶々道頓堀に行ったので・・・。
吉行 それも道頓堀ですが、古本屋でお酒を出す。クラブみたいな、ナイト・クラブみたいな・・・、それで器物なんかも妙な形の器から白い酒が出たり、非常にそんなものに類した器物を使っているのですね。
ググると吉行の「大阪万華鏡」という作品に古本大学という店が出てくるみたい。古書往来座とコクテイルを足したような店かしら(何のこっちゃ)