神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

思わず買いそうになった『評伝シャア・アズナブル 《赤い彗星》の軌跡』


最近、評伝とか、伝記とかを読むのが好き。
そのせいか、書店で皆川ゆか 『評伝シャア・アズナブル赤い彗星》の軌跡』(講談社)なんてのを見かけたら、思わず買いそうになってしまった。×××××ガンダム世代のわしとしては、今でもガンダム大好き。

『秋田雨雀日記』の凄さ(その2)


秋田雨雀日記』第1巻には、図書館ネタもある。


大正15年10月29日 温い。図書館の岡田健蔵、大橋君、三木君なぞがきた。また石川君の墓を訪う。墓前で撮影した。夜、商業会議所で、林、小林二新聞主筆、岡田図書係長主催の招待会にのぞんだ。非常な盛会だった。夜十一時ごろ札幌へ。


函館図書館の岡田健蔵は、二度目(9月4日参照)の登場。
「石川君」は石川啄木のこと。立待岬の墓は、私も行ったことがある。でも、啄木に興味があったわけではなく、単に「るるぶ」に名所旧跡として挙がっていたのでついでに見ただけ。


追記:何ヶ月か前に「柴田宵曲」で何件かアクセスがあったので、『彷書月刊』あたりで特集でもあるかと思ったことがあるけれど、『明治の話題』(ちくま学芸文庫)の関係だったのだろうね。多分、参考にはならなかっただろうね・・・

白川静のイナバウアー


平凡社のPR誌『月刊百科』1月号の特集「追悼 白川静先生」に面白い記事があった。
津崎史「私の中の父」によると、


スポーツは相撲をみるのが好き、イチロー松井秀樹の活躍も見逃せず、フィギュアスケートのアラカワシズカは、一字違いの親しさで早朝深夜もテレビ観戦、散歩の途中で、背中を反らせて「イナバウワー」をするほどでした。


どれだけ中国文学の巨人であったかという難しい話よりも、こういうエピソードが一つでもあると、人柄がうかがわれて、人間として親しみを覚えるものだね。