神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

『期待と回想』(鶴見俊輔著)から


   京都の「ちきりや」でやっていた「庶民列伝の会」というのには、
   富士正晴梅棹忠夫、永井道雄、多田道太郎、のちに三菱鉱山重
   役になる学生の西村和義、こういう人たちがいました。おもしろ
   い会合で、名古屋から上坂冬子が月に一度通ってきていました。
   米子から判沢弘(日本近代思想史家)さんが来たり、長島愛生園
   の患者さん、志樹逸馬が文章を書いてきて、それを代読したり、
   徳島からは佃実夫(小説家)が来ていた。(中略)じつは細君の
   横山貞子に会ったのはその会なんです。
  

追記:佃実夫と「思想の科学」について書物蔵の平成17年1月31日
   に出てくる。