神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

2019-01-07から1日間の記事一覧

青山光二が描いた京都学派の奇人土井虎賀壽と『鹿野治助日記』

青山光二『われらが風狂の師』(新潮文庫、昭和62年4月)は、京都学派の奇人とも言うべき哲学者土井虎賀壽(どい・とらかず)をモデルに三高時代の教え子だった青山が書いた小説である。土井が「土岐数馬」、青山が「菊本辰夫」のほかは、関係者の多くは概ね実名…