神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

龍谷大学龍谷ミュージアムで仏教児童博物館に関する展覧会を開催ーーオタどんのツイートが切っ掛け⁉ーー

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 円山公園内にあった仏教児童博物館(昭和6年10月開館)については、「『仏教児童博物館第二回年報附資料分類目録』(仏教児童博物館事務所、昭和5年5月) - 神保町系オタオタ日記」や「『田代善太郎日記』に風俗研究会や仏教児童博物館、はたまた嵯峨断食道場 - 神保町系オタオタ日記」で紹介したところである。一昨年9月に「龍谷ミュージアムで仏教児童博物館に関する展覧会をしないかな」とツイートしたところ、今年9月から「博覧ーー近代京都の集め見せる力ーー初期京都博覧会・西本願寺蒐覧会・仏教児童博物館・平瀬貝類博物館(仮称)」が開催されるようだ。→「展覧会情報|龍谷ミュージアム
 この展覧会の開催は拙ツイートが切っ掛けとは限らないが、多少は後押しになったかもしれない。「京都の上野、岡崎にもあった博物館ーー平瀬與一郎の平瀬貝類博物館ーー - 神保町系オタオタ日記」で紹介した平瀬貝類博物館も対象になっている。中西直樹先生の監修になるのだろうか。楽しみにしております。
 御祝いに『江馬務著作集別巻』(中央公論社、昭和57年6月)の「年譜」や『京都府百年の年表 6宗教編』(京都府、昭和45年3月)で見つけた仏教児童博物館関係の出来事から年表を作ってみた。

昭和6年10月 円山公園内に開館
昭和7年10月15日 日本仏教エスペランチスト連盟を博物館で結成(大谷大学龍谷大学のESP語研究会員がESP語による仏教の国際的宣伝と仏教界にESP語を普及するための機関紙の発行を決議)
同年12月8日 京都仏教倶楽部が博物館を本拠として設立される。実行委員は、漆葉見竜・山名義順・奥博良・藤音得忍・武内義尚・近藤与治郎・足利浄円の7人
昭和8年8月 江馬務が「古燈器展」の出品を指導
昭和10年2月24日 江馬務が博物館で「雛人形展覧会」を講演

「児童」とは関係のない事業の会場にも使われていたことが分かる。