神保町系オタオタ日記

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向日庵(こうじつあん)公開研究会「寿岳文章一家 その人と仕事を追う」

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向日市立図書館・向日市文化資料館開館35周年記念特別展として、12月1日まで「昭和モダンと向日町」が開催された。向日町に暮らしたり、縁があった昭和の文化人(笹部新太郎、河合卯之助、寿岳文章・しづ、渡邊武)の活動や戦前にあった向日町劇場にスポットを当てた展覧会。30周年の時も類似の展覧会があったようで、その時の図録(高木博志先生の寄稿あり)が配布された。大評判の『昭和前期蒐書家リスト』を見ると、前記5名のうち寿岳文章は出典に使った6冊の名簿のうち3冊に登場していることが分かる。他の4名は残念ながら載っていない。
さて、今週14日(土)長岡京市中央生涯学習センターでNPO法人向日庵の公開研究会「寿岳文章一家 その人と仕事を追う」が開催されるようだ。内容は、

寿岳文章と向日庵本」 長野裕子(NPO法人向日庵理事)
関西学院の英語教育と研究ーー寿岳文章をめぐる人びとーー」 井上琢智(関西学院大学学院史編纂室研究員)

私は過去2回研究会を聴いたことがある。1,000円かかるが久しぶりに聴きに行こうかなあ。
参考:「壽岳文章邸「向日庵」を設計した澤島英太郎の生没年 - 神保町系オタオタ日記」、「古書クロックワークから壽岳文章「随想『手紙』」掲載の『文学会報』2号(関西学院大学文学会)を - 神保町系オタオタ日記」、「壽岳文章にとっての瞼の詩人エドモンド・ブランデン - 神保町系オタオタ日記