神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

西荻モンガ堂でかわじ・もとたか企画「個人名のついた研究会会誌の世界」展

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岡崎武志さんに「だまされて」古本病にかかってから古書店を開業するまでの経緯が『週刊朝日』で紹介された西荻モンガ堂。そこで12月2日(月)から22日(日)まで(水曜休、12時~20時)「個人名のついた研究会会誌の世界」展が始まる。かわじ・もとたかさんの企画で、林哲夫さんを始め、私も含めて7人が出品に協力。出品目録もでき、『日本近代文学館』292号,令和元年11月にもかわじさん自身による紹介記事が掲載され、準備万端のようだ。私も首都圏からの来客も多い京都の善行堂と大阪の「本は人生のおやつです!!」にチラシを置いていただいた。
展覧会を開く古本屋が増えてきたようで、関西でも姫路のおひさまゆうびん舎、神戸の1003、大阪の前記本おや、京都のマヤルカ古書店などで魅力的な展覧会が開催されている。西荻モンガ堂での展示は、協力者の分も含めて300冊以上。日本近代文学館の雑誌目録カードを全部(何枚あるんだろう(^_^;))くくったり、ネットや古書展で探したり、時には研究会が置かれた大学に手紙を出したりして、精力的に蒐集に取り組んだかわじさんの苦労の集大成である。過去に盛厚三さん主宰の雑誌『北方人』に「個人名のついた雑誌」として連載されたことがあるが、その後更にパワーアップしたコレクションとなっているようだ。西荻モンガ堂では直接手に取ることもできるというので、文学館等の展覧会では味わえない時代の息吹・情熱を実感できることになる。滅多にない機会なので、特に首都圏の皆様はぜひお越しください。
↓私が提供した会誌の一部です。
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