神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

わが青春の京大UFO超心理研究会の終焉

10月23日から25日にかけて京都新聞で「ウは「京都」のウ」という『ウは宇宙船のウ』みたいなシリーズのファイル12「UFOが見たい」が掲載された。23日が「月輪寺異聞」で、愛宕山月輪寺の女性住職が10年ぐらい前の夜オレンジ色の光が山並みに沿ってすっと動くのを目撃、以後奇妙な体験が続いたという話。24日が「オカルトと青春」で、「かつてオカルト世界への接近を試みた京都の学生団体」である京大UFO超心理研究会(以下「U超研」という)の正体に迫ったもの。私も会員だったクラブである。本記事には、我らが横山茂雄奈良女子大学教授、吉永進一舞鶴工業高等専門学校教授が登場。機関誌『宇宙波動』創刊号(74年2月)など6冊の書影も掲載。OBの両氏のほか、龍谷大学で同様の研究会に所属していた原田実氏のコメントも。地方紙なのでOBで読んだ人がどれだけいるかわからないが、長崎在住の鼎君(筆名)には送ってあげた。
学生時代暇さえあればU超研のボックス*1に籠もっていた私には青春のU超研である。手元に『宇宙波動』のバックナンバーを残しているので、号数と発行年月を記録しておこう。
18号 1978年11月
19号 1979年10月
20号 1980年11月
21号 1982年11月
22号 1985年11月
11月の発行が多いのは11月祭(学園祭)で教室を借りて展示や講演会をする時に販売するためである。そうそうタロット占い(有料)もやりましたね。私もにわか占い師になって女の子相手に占いをしたなあ(^_^;)結構当たるということで、女の子に受けました。
この青春のU超研もその後部員が集まらず、K君の個人オカルト誌『夢現』4号(1987年11月)の「後書き」によると、

87年11月現在で1回生0名、2回生1名という状態だそうで、ボックスも今年の5月から閉鎖状態となっています(自主閉鎖だそうだけど)。

翌年にはボックスのあった西部構内の建物が全焼しているので、87年に消滅状態、88年に完全消滅ということだろう。ボックスの中には、『宇宙波動』のバックナンバー、清田少年が曲げた*2スプーン、イースター島・飛鳥の巨石・キリストの墓などに遠征に行った写真のスライド(新入生勧誘説明会用)などもあったが、すべて燃え尽きて私の青春時代も終わった。
(参考)「京都大学UFO超心理研究会の機関誌『宇宙波動』

*1:ビートルズ研究会のボックスを乗っ取ったと聞いた。ビートルズからUFOといういかにもという流れではある。

*2:中には1回転ねじられた物もあり、「これは本物の超能力だ」と思っちゃった。