神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

「2016全大阪古書ブックフェア」の目録にコンデルさん(ジョサイア・コンドル)の手紙か

全大阪古書ブックフェア(12月16日ー18日)の目録をいただきました。ありがとうございます。ほすーぃと思ったのは、古書鎌田出品の「画家・遠藤茂平資料一括 216,000円」。
遠藤は、幕末ー明治期に活躍した京都の画家。明治初年に太政官日誌の版下、会計局紙幣・通商司金券の画工、『京都名所案内図絵』、『小学読本便覧』等の画工、京都府勧業場御用掛などを務めたという。京都国立博物館蔵『伏見鳥羽戦争図(草稿)』の作者遠藤蛙斎は同一人物で、本資料は茂平没後、娘の濤子がまとめたもの(一部濤子の書入あり)だそうである。
資料の中に「セーコンデル(ジョサイア・コンドルか)」から茂平宛手紙一通(虫損あり)があがっている。河鍋暁斎の弟子だったコンドルは当時コンデルと呼ばれていて、河鍋暁斎記念美術館では今も「コンデルさん」と呼んでいるんじゃなかったかな。
わしは貧乏で買えないが、しかるべき機関で購入してほしいものである。