神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

ワークショップ「日本心霊学会から人文書院へ 新資料の中間報告」で編集者清水正光関係の発表

12月17日(土)午後1時30分から5時まで、京大人文科学研究所本館でワークショップ「日本心霊学会から人文書院へ 新資料の中間報告」があるとのこと。詳しくは、「JAPANESE NETWORK FOR THE ACADEMIC STUDY OF ESOTERICISM」参照。出版史、文学史、霊術史から見た人文書院(前身は日本心霊学会)に関して刺激的な発表がありそうだ。
注目は、かつて「第七官をめぐって:尾崎翠第七官界彷徨」における回想のありかた」*1を書かれた石原深予先生の「編集者清水正光と戦前期人文書院における文学関係出版」である。聞くところによると、既に太宰治の書簡が発見されているとのことだし、清水は小谷野敦川端康成 双面の人』(中央公論新社平成23年5月)で川端の中学校時代の友人として出てくる人物である。15分の発表であるが、ワクワクするテーマである。
これだけのために遠方から来るのは中々難しいかもしれないが、そこまで考えてあるのかどうか知らないが、「全大阪古書ブックフェア」(大阪古書会館、12月16日-18日)の会期中であるので、一泊すれば前日又は翌日にそちらにも行けますね。

*1:『和漢語文研究』11号、2013年11月